Monday, October 30, 2006

014: さよなら昭和湯!!涙の30秒-1

暖かいお湯、体育館のような高い高い天井、暗闇にぽっかり浮かぶ看板 ---三軒茶屋の住宅街の一角で、なんと70年以上も営業してきた 銭湯 昭和湯が 今月末で廃業する。
昭和湯に行くときは、たいていいつもより少し疲れているとき、 いつもより少し 悲しいとき、 いつもより少し寒いとき・・・だったような 気がする。 銭湯大好き、三茶大好きな親友に誘われて 初めて いったのは、もう5~6年ほど前の ことだろうか。 まるで時代劇に出てくる江戸時代あたりの屋敷のような建物に わくわくし、 テレビでしか見たことのなかった「番台」に興味津津、そして どっしりとした 3つの湯船でのんびりと手足を伸ばしたものだ。
番台にはこざっばりしたおばちゃんが座っていて、(時々ダンナさんや娘さんと おぼしき女性に代わるのだが、)男からも女からも見える位置に どっかりおかれたテレビを見ている。このテレビがある日突然すごく でかい新型になって、「実はけっこう儲かってるのかも」とひそかに 思った記憶がある。おばちゃんは、この辺りのおばちゃんらしく、 若い私たちと気軽に話したりはしない。でも、きちんとこちらが挨拶を すれば、まあ、どうもって感じで返してくれるし、たまにテレビを見て一緒に 笑ったりする。笑うととても笑顔がかわいくて、親友が一度全裸で ぶっ倒れたときは、番台から文字通りすっとんできて助けてくれたそうだ。

次回へ続く---

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